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2009年4月14日 (火)

アルゴリズムトレードに見るシステムの柔軟性

 「アルゴリズムトレード」をご存知でしょうか。
一言で表現するなら,「コンピュータシステムが株式の売買注文を自動的に実行
する」というものです。

 証券会社がアルゴリズムトレードを顧客サービスとして提供する場合,売買を
判断する「アルゴリズム」の出来が他社と差別化を図る上で重要なポイントにな
ります。

 売買アルゴリズムでは,株価情報から導き出されるゴールデンクロスやデッド
クロスなどの実世界の情報,そして証券会社が培ってきた経験則などのさまざま
な情報を分析しなければならないため,複数の情報をリアルタイムに相関分析で
きるストリームデータ処理の特長が活かせる分野だと思います。

 また,売買アルゴリズムはマーケットや経済状況によって,随時変更する必要
があります。シナリオの変更容易性という観点からもストリームデータ処理の特
長が活かせそうです。

 こういった特長の中でも,変更容易性,つまりはシステムの柔軟性という点が
これからのITシステムに強く望まれるものなのかもしれませんね。

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