CA Expo 2010に出展しました
2010年10月15日にグランドプリンスホテル赤坂で開催されたCA Expo 2010に
ストリームデータ処理基盤を出展しました。
今回は、セッションとデモンストレーション展示の2本立てです。セッションでは、
「ITの瞬発力がビジネススピードを加速」と題して、ITシステムの障害予兆検知や
センサー等の実世界情報の分析に適用した事例をご紹介しました。
一方、デモンストレーション展示では、以前、このブログで紹介した「統計分析の
リアルタイム化による価値創造」の応用事例として、運用効率向上に貢献できる
「閾値の自律更新による高精度な監視システム」を紹介しました。
従来のオンライントランザクション性能監視を使った、稼働システムの全体傾向
監視では、予め設定した閾値を超えた時に警告を運用管理者に報告し、運用
管理者が正常または異常を判断し、システムを維持管理していました。しかし
通常時において、トランザクション実行時間の瞬間値が閾値を超える場合があり、
この一過性の増加による誤報の調査に運用負担がかかるという課題がありました。
この課題に対し、展示の監視システムでは、統計分析により閾値を自律更新し、
閾値の設定にかかる運用管理者の負担を軽減するとともに、一過性の増加は
検知せず、継続的に増加傾向のある場合のみを検知するため、誤報の少ない
監視を実現できることを紹介しました。
今回の出展は、一例ですが統計分析のリアルタイム化はITシステムの運用効率
向上に対して、有効な技術であることをご理解いただけたかと思います。
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