Hitachi

« 「ストリーム・ノート」を開設しました | メイン | 製造ライン管理の高度化 »

2009年3月19日 (木)

コンプライアンス違反の検知

 近年,企業活動におけるコンプライアンスが注目され,それを遵守すること
が企業の重要課題のひとつになっています。
 例えば,Webシステムにおける「なりすまし」の検知には,どのような課題
が考えられるでしょうか。まず思いつくのが,「なりすまし」を実行した瞬間
から,それを検知するまでのタイムラグに関する課題が考えられます。
 利用者の増加にともない,認証基盤システムが出力するアクセスログ情報が
膨大になるため,不正検知に要する時間やコストも大きくなってきます。

 このような課題の解決には,ストリームデータ処理が活用できるかもしれま
せん。例えば「同時刻に離れた場所で,同じユーザIDが使用されていないか?」
とか「旅費申請者と旅費承認者が同じPCからアクセスしていないか?」といっ
た検知ルールによる分析は,アクセスログが出力された時点で分析するので,
不正発生から,それを検知し,対策するまでのタイムラグを短くすることができるでしょう。

 「なりすまし」という観点からは,クレジットカードの不正利用の検知につ
いても共通の課題がありそうですね。今後,触れていければと思います。

コメント

コメントを投稿

コメントは記事の投稿者が承認するまで表示されません。

aa

免責事項や著作権など

© Hitachi, Ltd. 2009, 2016. All rights reserved.