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    日立ソフトボール部のブログです。
    選手たちの色々な素顔をお届けします!
    また、ソフトボールが大好きな人だけではなく、ソフトボールをあまり知らない人や、ちょっとだけ興味を持ってくれた人など、みんなに 「ソフトボール」の魅力を存分にお伝えしていきたいと思っています。

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2012年7月

2012年7月23日 (月)

世界選手権  決勝 対アメリカ戦(カナダ ホワイトホース)

     12345678910 計
日本   0000000011 2
アメリカ 0000000010 1

【バッテリー】上野-峰 【盗塁】山田(1回)


いよいよ最後の決戦。日本はここ3年連続の銀メダルで、なかなか
金に手が届いていない。42年ぶりの金メダル獲得の最大のチャンス
であり、なんとしても昨日の借りを返して欲しい試合。

さきほどの試合から1時間しか経っておらず、連投の上野が9番に
入るという驚きの日本の先発オーダー。
アメリカの先発は左のK.Ricketts。初回表、先頭の山田がセンター前
で出塁。河野が送れず三振に倒れるが、続く西山の打席で山田が二塁
盗塁成功。しかし、西山、峰は三振でチャンスを生かせず。

2回表、先頭の古田が四球で出塁。しかし、決戦トーナメントに入って
から、ランナーを二塁に送れない場面が多く、ここでもバント失敗、
三振、三振と無死の走者は一塁に釘付けのまま。

4回表、一死から峰がライト線へのヒットで出塁。その後、ワイルド
ピッチと死球でニ死一、三塁のチャンスを作るが、岩渕が三振に倒れ、
なかなか上野を援護出来ず。

その上野は連投ながらも、4回まで1安打1四球、5奪三振と気迫の投球。
5回表、ニ死から山田がセンター前ヒットで出塁するが、後が続かない。

上野は6回裏、先頭打者に内野安打を許し、この試合初めて無死の走者
を背負う。しかし、続く打者の送りバントの小フライを大久保が飛び
込んでキャッチ。さらに続く打者は内野ゴロ併殺と、守備陣も上野を
盛り立てる。

試合は連日のタイブレークに突入。8回表、ここでもランナーを進める
バッティングが出来ず、見逃し三振。続く山田はセンターフェンス
オーバーのホームラン! と思われたが相手センターがジャンプして
フェンスの向こう側に倒れ込むようにして掴み取る超ファインプレー
に阻まれる。さらにランナーが三塁盗塁失敗で無得点。

その裏、相手はきっちりと三塁に走者を進める。しかし、ここから上野
が踏ん張り無失点で切り抜ける。
9回表、西山がランナーをきっちりと三塁に進め、峰は三振に倒れるが
ニ死から古田がセンター前に弾き返し、待望の1点を奪う。

9回裏、アメリカはまたもや確実にランナーを三塁に進める。
上野はニ死を取り、あと1人とするが、昨日、ホームランとタイムリー
を喫した3番にセンターへ同点タイムリーを喫する。

10回表、岩渕がランナーを三塁に進める。ここで相手ピッチャー交代。
続く大久保が初球スクイズを決め、1点を奪う。ニ死から山田がライト
線へのヒットで一、三塁。しかし、2点目は取れず。

10回裏、先頭打者に送りバントを許さず一死。さらに三振を奪いニ死。
最後は二塁ゴロでゲームセット。
壮絶な試合を制し、見事にリベンジを果たし、日本に42年ぶりの金メダル
をもたらした。


先発メンバー
(中)山田
(右)河野
(遊)西山
 打 藤野
(捕)峰
 走 相馬
(DP)古田
(三)坂元
(左)岩渕
(一)大久保
(投)上野
 打 渡邉

(ニ)鈴木

----------------------------------------------------------------------------------------------

42年前と言えば、大阪万博の年であり、当然ながら今の選手は生まれ
ていない。世界選手権では半世紀近く経っての金メダル、国際大会
としては、北京オリンピックに続く金メダル獲得である。
今日もホワイトホース在住の日本人の方々が大勢応援に駆け付けて
くれ、一緒に喜びを分かち合った。
こういう競技をぜひオリンピックに復帰して欲しいと想うし、この
大会がそのキッカケになることを願ってやまない。

選手ならびにスタッフの皆様、カナダカップから世界選手権まで長い間、
本当にお疲れ様でした。また、現地で熱い声援を送っていただきました
皆様、本当にありがとうございました。
皆様の熱い熱い応援は、選手にとって本当に心強かったと思います。
ホワイトホースの自然だけでなく、皆さんがとても好きになりました。

越X2@ホワイトホース

世界選手権  3位決定戦 対オーストラリア戦(カナダ ホワイトホース)

        1234567 計
日本      1000100 2
オーストラリア 0000000 0

【バッテリー】上野-峰 
【二塁打】山田(2回),古田(7回) 【盗塁】山田(1回)

この試合に負ければ3位決定、勝てばアメリカとの決勝であり、
絶対に落とせない一戦。日本はスターティングオーダーを大きく
入れ替えて試合に臨む。

初回表、この日1番に入った山田がライト前ヒットで出塁すると、
すかさず盗塁。ここでキャッチャーの悪送球で山田が三塁に進み、
河野がレフト前タイムリー! 2人で早くも先制する。

2回表、ニ死から大久保がライトへのヒットで出塁。続く山田が右中間
への二塁打を放ち、ニ死ニ、三塁とするが追加点ならず。

3回表、この日3番に入った西山が四球を選び無死のランナーとして
出塁。相変わらず二塁に進める犠打が打てず一死となるが、四球、死球
で満塁の追加点チャンス。しかし、岩渕、代打藤野とも、見逃し三振に
倒れ絶好のチャンスをつぶす。

直後の3回裏、上野が一死からレフト前に初ヒットを許す。しかし、
続く打者のショートゴロを西山が華麗に捌き併殺打。

5回表、先頭の西山がセンター前ヒットで出塁。続く峰が二塁に進め、
古田のライト線へのヒットで西山が生還し待望の追加点。

6回表、一死から山田がこの試合3本目のヒットをライト線に放ち出塁。
さらにニ死から、この日、2個目の盗塁を決めてチャンスを広げる。
しかし、続く西山の当たりはレフト真正面。

7回表、一死から古田が右中間二塁打でチャンスを作るが得点に結び
付かず。

6回まで2安打に抑えてきた上野が7回裏、当たり損ねの不運な内野
安打で先頭打者に出塁され、続く打者にレフト前に運ばれ、続く打者
にフルカウントから四球を与え、無死満塁とこの試合最大のピンチを
招く。しかし、ここから2者を連続三振に切って取り、最後の打者を
三塁ゴロに仕留め決勝進出。

厳しい試合をものにし、アメリカにリベンジを果たす時が来た。


先発メンバー
(中)山田
(右)河野
(遊)西山
(捕)峰
 走 関
(DP)古田
 走 相馬
(三)坂元
(左)岩渕
 打 渡邉
(二)鈴木
 打 藤野
(一)大久保

----------------------------------------------------------------------------------------------

こちらに来て驚くのは、ドライバーの運転マナーの良さである。
信号のない横断歩道などで渡ろうと立っていると、ほとんどの
車が必ず止まってくれる。完全な歩行者優先であり、見習うべき
ものがある。

ホワイトホースに着いてから天候にも恵まれ、寒いこともなく、
過ごしやすい日が続いている。
夜遅くても昼のような明るさというのにも慣れた。なお、当然
ながら、冬はこれが逆転するようだ。
いずれにしろ時計がないと、いつ寝るべきか分からなくなりそう。
お酒は暗くなってから飲むものと、今まではそうしてきたが、
明るいうちに飲むのにもの慣れてしまった。
マズイかも•••

越X2@ホワイトホース

2012年7月22日 (日)

世界選手権  決勝トーナメント  準決勝 対アメリカ戦(カナダ ホワイトホース)

     12345678 計
アメリカ 10000002 3
日本   00100000 1

【バッテリー】上野-峰 


これに勝てば決勝進出。負ければ、明日3位決定戦(ただし勝てば
再度同日の決勝進出)にまわる大事な一戦。明日、ダブルヘッダー
にしないためにも、なんとか勝ち残りで決勝を迎えたい。

対するアメリカはアボットやワトリーなど、日本リーグで活躍
している選手は出場しておらず、学生中心(?)のチームとは
いえ、予選を圧倒的なパワーで勝ち抜いてきている。

初回表、先発の上野は、ニ死から3番打者に初球のチェンジアップ
をセンターに放りこまれ、いきなりの失点。その裏、日本の攻撃は
一死から西山が粘って四球で出塁するが、得点に結び付かず。

2回裏、先頭の峰が四球で出塁。初回に続き、送りバントは失敗する
も、ニ死から岩渕がセンターへチーム初ヒットを放って一、三塁。
しかし、J.Trainaのドロップで鈴木は三振に切って取られる。

3回裏、先頭の河野がセンター前ヒットで出塁。西山がエンドランで
二塁に進めると、続く大久保は死球で一、二塁。ここでピッチャーは
C.Thonasに交代。続く山田がレフト前へのライナー。ギリギリで
キャッチされたと判断した二塁走者が三塁に進まず、三塁ホースアウト
でニ死一、二塁。しかし、続く峰がセンター前に同点タイムリー!!

5回裏、一死から西山がピッチャー強襲ヒットで出塁。大久保が転がし
て西山を二塁に進め、ここでバッターは4番の山田。しかし、山田は
故意敬遠で歩かされ、続く峰が倒れて得点出来ず。

2回から5回まで上野は強力打線相手に1安打ピッチング。6回表、ニ死
からヒットと四球で一、二塁と走者を背負うが、続く4番を三振で片付
ける。

試合はタイブレークに突入。8回表、上野は先頭打者にセンターオー
バーのフェンス直撃の二塁打を許し失点。なおも無死二塁が続き、
ニ死までこぎ着けるが、初回ホームランを喫した3番に左中間を破ら
れて2点目を失う。

その裏、打線は3人で終わり、明日の3位決定戦に勝負をかけることに
なったが、なんとしても勝ち上がり、再度決勝でアメリカと対戦して
リベンジして欲しい。


先発メンバー
(右)河野
(遊)西山
(一)大久保
(中)山田
(捕)峰
 走 関
(DP)藤野
(三)坂元
(左)岩渕
(二)鈴木

----------------------------------------------------------------------------------------------
昨日の中国戦、今日のアメリカ戦、いずれも会場には地元在住の
日本の方が応援に来てくれ、チームに熱い声援を送って頂いた。
カヌーのインストラクター、カフェのマネージャー、学生•••  
日本人女性は旦那さん(カナダ人?)も連れてきて応援してくれる
ため、日本側スタンドの方が圧倒的に声が大きい。
こちらに住む日本人は聞くところによると、20〜30人くらいしか
いないのでは?  とのことで、ほとんどの人が応援に来てくれてる
のかも?
遠い地でプレーしている選手にとって、日本語での応援は本当に
心強いことと思う。

カナダは多国籍料理の国と言われるだけあり、ここホワイトホース
でも、こじんまりとした街並みに、和食、中華、韓国、イタリア、
ベトナム、メキシコ、インド•••  など、色々な国のレストランがある。
ホテルのロビーに日本料理屋と思われるパンフレットが置いてあり、
手にとって一番上のメニューに目をやる。

「Horenso Gomaae」

「???」 英語圏に身を置いているせいか、英語で理解しようとして
一瞬、なんのことか分からなかったが、その下の「Agedashi Tofu」を
見て、素直にローマ字読みすればよいことに気付く•••

越X2@ホワイトホース

2012年7月21日 (土)

世界選手権  決勝トーナメント  B1位 VS A2位 対中国戦(カナダ ホワイトホース)

   1234567 計
中国 0000000 0
日本 000010x 1

【バッテリー】上野-峰 【二塁打】古田(5回)


この試合に負けると、明日、2試合勝ち抜く必要があり、なんとしても勝って
明日は対アメリカとの1試合にしたいところ。

初回裏、西山のセーフティバント、山田の四球で二死一、二塁の先制チャンスを
作るが得点出来ず。
一方、先発の上野は初回を簡単に3人で片付ける。
上野は2回表、先頭打者を四球で歩かせ、一死二塁と得点圏に走者を背負うが、
後続を断ち切って先制を許さない。

なんとか先取点の欲しい打線であるが、日本リーグにも在籍する左のエースLi Qi
の前に3回まで4三振を奪われ、西山のヒット1本に抑え込まれる苦しい展開。

4回表、一死から上野が初ヒットを許すが、続く打者を自らの守備で併殺に仕留
める。さらに5回表、上野は先頭打者に三遊間深くの内野安打を許すが、続く
打者をこれまた併殺に切って取る。

その裏、代わった相手ピッチャーから先頭の古田がセンターオーバー二塁打で
チャンスを作る。
岩渕の送りバントは相手野手のFCで無死一、三塁と絶好の先制機。
一死となるが、大久保がエンドランを決め、待望の先取点!

直後の6回表、一死から上野はライト線二塁打を許すが、二塁走者の三盗を峰が
阻止しピンチを脱すると、最終回は簡単に3人で退け、虎の子の1点を守って
ゲームセット。明日のアメリカとの準決勝に駒を進めた。

先発メンバー
(右)河野
(遊)西山
(捕)峰
 走 相馬
(中)山田
(三)坂元
(DP)古田
 走 関
(左)岩渕
(二)鈴木
(一)大久保

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ホワイトホースに来る前から危惧していたのが携帯などの通信事情。
持参したau携帯は予想通りダメ。docomoと3Gは繋がることは繋がっ
たが、パケかけ放題などの契約はしてないから高額に•••
カナダでのパケかけ放題契約の通信キャリアを選択する準備をして
きたが、ここホワイトホースではそのキャリアは使えないとのことであり、
実際に試したがやはりダメ。
よって、レンタルしてきたルーターもそのキャリアのため繋がらず。
(途中のカルガリーでは全ての機種が順調だったけど•••)
宿泊先のホテルのWiFiが使えたが、部屋まで届かず、ロビー付近で
ないと使えない。
よって、通信費用削減のため、会場から帰ってロビーでアップして
いる状況にあり、会場からのリアルタイム中継は断念。

越X2@ホワイトホース

2012年7月20日 (金)

世界選手権  予選リーグ  対メキシコ戦(カナダ ホワイトホース)

     1234567 計
メキシコ 00000   0
日本   2016X   9

【バッテリー】藤田(2回1/3),栗田(2回2/3)-渡邉
【三塁打】古田(4回) 【二塁打】岩渕(2回) 
【盗塁】関(1,4回)


初回裏、ヒットと敵失などで無死ニ、三塁とし、鈴木の犠牲フライで先取点。さらに内野ゴロの間に1点追加。

先発の藤田は2回まで四球一つだけの立ち上がり。しかし、3回表、2四球を与えたところで栗田に交代。栗田は後続を退け無失点で切り抜ける。

追加点の欲しい打線は3回裏、ニ死から古田、藤野、渡邉の3連打で1点。続く4回裏、先頭の河野がピッチャー強襲で出塁。代打の山田がセーフティバントを成功させチャンスを広げると、一死から関、鈴木の連続タイムリー。さらに古田の走者一掃の三塁打、河野のタイムリーなど、この回打者一巡で一挙6点を奪う猛攻。

5回を栗田が三人で片付け5回コールド勝ち。日本は予選リーグ全勝し、Bセクション1位で決勝トーナメントに進出した。


先発メンバー
(遊)相馬
(右)関
(二)鈴木
(一)古田
(左)藤野
(捕)渡邉
(三)坂元
(中)河野
(DP)岩渕
 打 山田

----------------------------------------------------------------------------------------------

日本との時差-16時間にサマータイム中のホワイトホース。今、日本は何日の
何時なのか、すぐには思い浮かべられない。
さらに、23時くらいになっても外は明るく、本当に暗くなるのは一日の中では
3,4時間しかないらしい。(その時間は寝てたんで本当のところは不明)
だから、ホワイトホースの暗くなった街並みをまだ見ていないし、多分、見ずに
帰ることになりそう。よって、会場も夕方からの試合でもナイター照明は不要で
便利と言えば便利かも? そもそも、会場には照明設備なんか無かった。
昨夜、ホワイトホースに19時に到着し、21時くらいまで、とあるレストランの
オープンテラスで夕食。その時間でも真昼のような明るさであり、時間感覚が
なくなりそう。

ホワイトホースはカヌーで有名なユーコン川が、とうとうと流れる側の自然豊かな
こじんまりとした都市。1時間もあれば、街をグルっと廻れてしまう。
今日は午前中からかなり暖かいが、昨日の午前中はすごく寒かったようだ。

日本は今日の勝利でBセクションを全勝で1位通過。
明日からはいよいよ決勝トーナメントが始まり、Aセクション2位の中国と対戦する。

越X2@ホワイトホース